主人のモラハラがひどい!離婚できる?慰謝料請求は?

「お前みたいな頭が悪い女は俺が結婚してやらなければ生きていけなかった」

こんな発言を日々繰り返すモラハラ夫。モラハラ夫と生活を共にしている奥様は、徐々に追い詰められていき、いつの間にかモラハラ夫の思考に侵食されてまともな考え方ができなくなってしまいます。体の暴力であれば、周囲からの支援も得られやすいですが、モラハラは理解されづらく一人で抱え込んで、取り返しのつかないことになる可能性がある非常に深刻な問題です。

ご主人の言葉の暴力に悩んでいる方、威圧的な態度や発言に怯えている方は、「自分も悪いから」とご自身を責めて我慢してしまいがちですが、我慢する必要はありません。モラハラを理由に離婚して、慰謝料を受け取り、新しい人生を歩き出すことも可能です。離婚の際には、結婚期間中に増えた財産も原則二分の一ずつ分割することもできます。

今回は、モラハラ夫と離婚する方法や、離婚時に受け取ることができるお金のことをわかりやすく解説します。ご主人の言動に悩んでいる方はぜひ読み進めて、ご自身の将来について前向きに考えてみましょう。

モラハラ夫と離婚する方法

日本で離婚する方法は「協議離婚」、「調停離婚」、「裁判離婚」、「審判離婚」の4種類です。協議離婚では、双方の話し合いで離婚の条件などを決定します。平成20年の厚生労働省の統計によると、87.8%が「協議離婚」で離婚しています。ここでは、協議離婚とそれ以外の離婚にわけて、モラハラ夫と離婚する方法を説明しますね。

話し合い(協議離婚)でモラハラ夫と離婚する方法

協議離婚の場合は、離婚理由は問われませんので、双方が納得さえすれば、どんな理由でも離婚可能です。もちろん、夫のモラハラが原因でも夫が認めさえすれば離婚できます。

ただし、モラハラ夫の多くは「絶対に離婚しない」と主張して、当事者同士の話し合いは難航しますし、話し合いの最中にモラハラ行為がエスカレートして暴力を振るいかねないので、弁護士に交渉を一任することを強くおすすめします。

調停・裁判でモラハラ夫と離婚する方法

日本では、離婚については裁判の前に調停を行わなければならないと規定されているので、話し合いで決着がつかなければ調停を申し立てます。調停でも合意に至らなければ、審判や裁判に移行します。

これらの法的手続きによって離婚する場合は「離婚が認められる理由」が必要です。離婚が認められる理由って、実は「民法」に明記されているんです。それがこちら。

民法770条

  • 配偶者に不貞な行為があったとき
  • 配偶者から悪意で遺棄されたとき
  • 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
  • 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

 

こちらのどれかに離婚の理由が該当しなければ、調停や裁判では離婚が認められません。モラハラの場合はこの中の5番目、「婚姻を継続し難い重大な事由がある」に該当するかどうかが争われます。

モラハラが婚姻を継続し難い重大な事由と認められるためには、モラハラ行為を客観的に証明できる証拠が必要です。動画や録音などのデータ、もしくは奥様が毎日書いている日記なども証拠になります。モラハラが離婚事由として認められるためには、「証拠集め」が重要なので、夫に気づかれる前に証拠をあつめておきましょう。

モラハラ夫に慰謝料は請求できる?慰謝料の相場は?

夫からモラハラを受けたことが事実と認められれば、慰謝料を請求することは可能です。ただし、証拠があることが絶対条件。

モラハラの内容や期間などの記録、モラハラによって通院することになった場合はその診断書や支払った治療費などの明細も用意しておきましょう。

モラハラの証拠が何もない場合は、ご自身でつけている日記などの記録でも大丈夫です。それもないという方は、早めに弁護士にご相談ください。証拠を集める方法やあなたの状況に最適な証拠について、的確にアドバイスいたします。

モラハラで離婚する場合の慰謝料は、ケースによって異なりますので断定はできませんが、50万円から300万円におさまる事例が多いでしょう。モラハラの度合いや受けていた期間、そしてモラハラによる通院の有無などによって、慰謝料は上下します。

「私はいくらもらえるの?」という方は弁護士に相談して、あなたの状況で請求可能な慰謝料を確認してみるとよいでしょう。

モラハラ慰謝料の請求手順

次にモラハラの慰謝料の請求手順を解説します。モラハラの慰謝料を請求する場合は、離婚とセットで話を進めなければなりません。

証拠集め

モラハラで離婚、慰謝料請求をする場合は、証拠が重要だと何度もお話ししてきました。確実に慰謝料を受け取るためには、確実な証拠が必要です。モラハラ行為の音声データや動画、日記などの記録など、モラハラ行為の頻度や度合いがわかるものはなんでもいいので保存しておいてください。証拠集めのポイントは「バレないように行うこと」です。

モラハラ夫にバレてしまうと、離婚の計画が台無しになってしまうので慎重に行動しましょう。どうすればいいかわからない、怖くて何もできないという方は一刻も早く弁護士に相談してくださいね。

夫に離婚の切り出し&慰謝料請求→弁護士に依頼がベスト

離婚は、まず話し合いで交渉しますので、証拠を集め終えた段階で夫に離婚話と慰謝料請求の意思を切り出しましょう。ただし、相手はモラハラ夫なのでスムーズにイエスという可能性は非常に低いです。奥様の身に危険が生じる可能性もありますので、自信がない方、モラハラの度合いが大きいと感じる方は、躊躇せず夫に切り出す前に弁護士に相談しましょう。

弁護士に相談することで奥様は夫と話す必要はなくなり、夫婦関係のストレスから解放されますし、慰謝料の請求に成功する可能性も高まります。弁護士に丸投げしてモラハラ夫と別居すれば、あなたの生活が脅かされることはありません。早く自由と、怯えずにのびのびと暮らす生活を手に入れてください。夫の顔色を気にすることなく好きなことができる生活って最高ですよ。

モラハラ離婚で慰謝料以外に受け取り可能なお金とは?

「こんなに酷い目に遭い続けてきたのに慰謝料がたったの100万円!?」と嘆く奥様が少なくありませんが、ご安心ください。離婚の際には慰謝料以外にも奥様が受け取り可能なお金があります。ここでは、離婚時に奥様が受け取り可能なお金についてお話ししますね。

財産分与

財産分与とは、離婚の際、もしくは別居の際に夫婦の「共有財産」を分割する手続きです。共有財産とは、結婚してから離婚もしくは別居するまでに築いた夫婦の財産のこと。

具体的には、現金や預貯金、退職金や不動産、車や家財道具などです。これらの財産の名義は問わず、離婚時に分割できます。分割割合は、奥様が専業主婦でも原則として二分の一です。

つまり、モラハラ夫が結婚後に購入した不動産や増えたお金などは、奥様も二分の一を受け取る権利があるのです。慰謝料よりも、財産分与の方が高額になることが少なくありませんので、モラハラ夫が資産家、高収入という奥様はご自身で交渉せずに弁護士に交渉を一任して、より有利な財産分与を勝ち取るべきです。

婚姻費用

婚姻費用とは、夫から妻、もしくは妻から夫に支払うべき生活を維持するために必要なお金です。奥様が専業主婦の場合は、ご主人が奥様に支払わなければなりません。同居している期間は、生活費などを渡されているかと思いますが、別居してからも生活費等を受け取る権利があります。

つまり、モラハラ夫と別居して離婚が成立するまでの間の婚姻費用を請求可能なのです。こちらも、財産分与と合わせて請求しましょう。

養育費

お子様がいらっしゃる場合は、離婚成立後もお子様が成人するまでの期間の養育費を受け取ることができます。養育費の支払いは、子供と離れて暮らす親の義務です。

養育費の金額は、子どもの年齢や人数、双方の収入によって決められます。多くは裁判所が公表している「算定表」に基づいて決定されます。

モラハラ夫の年収が高く、奥様が専業主婦で、お子様が2人いる場合は月額20万円以上の養育費を請求することも可能です。

財産分与、婚姻費用、養育費の3つを合計するとまとまったお金を受け取ることができそうですね。慰謝料だけでなくこれらのお金をきちんと受け取るためには、離婚前になるべく早い段階で弁護士に相談することが大切です。

まとめ

モラハラ夫と離婚するためには、重要なのは「証拠集め」と、「弁護士に依頼すること」です。証拠がなければ離婚も認められませんし、慰謝料の請求も難しくなります。また、慰謝料以外にも財産分与や養育費、婚姻費用などの様々なお金を請求可能なので、弁護士に依頼して受け取るべきお金をしっかり請求する必要があります。

弁護士に交渉を一任して、別居すればモラハラ夫に怯えて暮らす日々から解放され、あなたはモラハラ夫とお話をする必要はありません。相手が資産を持っていれば、慰謝料だけでなく財産分与などでまとまったお金を受け取ることができます。モラハラ夫との離婚を考えている方は、一人で悩まずにまずは弁護士に相談してくださいね。ご依頼いただいた段階で、モラハラ夫との関わりを断つことができますよ。

 

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