高年収サラリーマンと離婚するときに請求すべき4つのお金

高年収サラリーマンの夫を持つ奥様は、気が休まる暇がないと思います。お付き合いが多く帰りは深夜。週末も仕事三昧。疲れ果ててしまいますよね。高年収サラリーマンと結婚したものの、理想の結婚生活とは程遠く離婚を決意する奥様が少なくありません。
離婚を心に決めた女性は、早く自由の身になりたいと、離婚を急ぎがちですが、ちょっと待ってください。離婚の際は、様々なお金を請求可能です。
離婚のときにしっかりと請求しておかなければ、後から請求するのは至難の技。そこで今回は高年収サラリーマンと離婚する奥様が、請求すべき4つのお金を解説します。奥様にご負担をかけることなく請求できる方法も解説しますので、高年収サラリーマンのご主人と離婚を考えている奥様は参考にしてくださいね。

離婚のときに請求すべき4つのお金

まずは、高年収のサラリーマンに請求できる4つのお金について説明しますね。財産分与は誰でも請求可能、養育費は子どもがいる世帯、婚姻費用は別居している場合に請求可能です。慰謝料は、相手に不倫やDVなどの落ち度があれば請求できます。では具体的に確認していきましょう。

財産分与

財産分与とは、夫婦の共有財産を離婚時に分割する手続きをいいます。共有財産とは、結婚したから離婚(別居)するまでに増えた夫婦の財産です。名義を問いませんので、ご主人名義の預貯金や有価証券、不動産も分与の対象になります。
ご主人が高年収サラリーマンの場合は、給与収入が多いだけでなく、投資用物件や自社株を保有しているなど、資産が多岐に渡りますので、財産分与で請求できる金額も大きくなります。離婚を告げる前に、ご主人の財産をしっかり把握しておきましょう。

婚姻費用

婚姻費用とは、簡単に言えば別居中の生活費です。日本では夫婦は互いを扶養する義務があると民法で規定されています。離婚を前提とした別居、不仲による別居であろうともその義務は免れません。
別居開始から離婚が成立するまでの期間の婚姻費用を、収入を支えるご主人から受け取り可能です。婚姻費用は双方の話し合いによって決定しますが、話し合いで折り合いがつかなければ裁判所が公表している「算定表」を用いて、機械的に金額を決めます。婚姻費用は、双方の収入や子どもの有無などによって増減します。

  • 子どもなし、ご主人の年収1000万円、奥様専業主婦→月額14万円から16万円
  • 子どもなし、ご主人の年収1500万円、奥様専業主婦→月額20万円から22万円。
  • 1歳の子ども、ご主人の年収1000万円、奥様専業主婦→月額16万円から18万円
  • 1歳の子ども、4歳の子ども、ご主人の年収1700万円、奥様専業主婦→30万円から32万円

婚姻費用って意外と大きいですよね。婚姻費用が月額30万円で1年間別居が続けば360万円になります。

慰謝料

以下のケースでは、相手に慰謝料を請求できる可能性があります。

  • ご主人を不貞行為(性交渉等を伴った浮気)をしているorしていた
  • モラハラ行為があった
  • 生活費を渡さないなどの経済的DVがある
  • ご主人が暴力を振るう

慰謝料は、すべての離婚で請求できるのではなく、上記のような不法行為があった場合に請求可能です。ただし、慰謝料を請求するためには、これらの行為の証拠が必要になりますので、写真や動画などのデータを保存しておきましょう。

請求できる慰謝料の相場は数十万円から300万円程度と決して高額ではありませんが、悔しい思い・悲しい思いをしたのであれば、きちんとお金で償ってもらいましょう。

養育費

養育費は、未成年の子どもを引き取って育てる場合に請求できるお金です。婚姻費用と同様に、双方の話し合いで任意の金額を決定できますが、話し合いで折り合いがつかなければ、裁判所の算定表で算定します。

  • 0歳から14歳の子ども1人、ご主人の年収1000万円、奥様250万円→月額8万円から10万円
  • 0歳から14歳の子ども1人、ご主人の年収1500万円、奥様250万円→月額12万円から14万円
  • 0歳から14歳の子ども2人、ご主人の年収1300万円、奥様無収入→月額18万円から20万円

子どもの人数が多く、奥様とご主人の収入差が多ければ多いほど受け取れる養育費は多くなります。養育費は原則として子どもが成人するまで受け取れますので、総額2000万円以上になることも。
ただし、養育費を支払い続ける男性は珍しく、多くのひとり親世帯が養育費を受け取れずにいます。確実に受け取り続けるためには、離婚時にきちんと取り決めて文書化しておくことが大切です。

4つのお金を受け取ってから離婚する方法

次に、財産分与や婚姻費用などを確実に受け取る方法を解説しますね。離婚成立前に取り決めておかなければなりません。

離婚理由はなに?

まずは、なぜ離婚したいのかを考えてみてください。ご主人が浮気をしたから、暴力を振るっているからなどの明確な理由がある方も、「性格が合わないから」という漠然とした方もいらっしゃると思います。

実は、離婚を法的に認めてもらうためには「離婚事由」が必要です。双方が話し合いで離婚を成立させる場合は、どんな理由でも大丈夫。でも、話し合いで決着がつかず調停や訴訟などに発展する場合は、民法で規定された離婚事由が必要です。

  • 不貞行為
  • 悪意の遺棄
  • 3年以上生死が不明
  • 極度の精神病にかかり回復の見込みがない
  • そのほか婚姻を継続し難い重大な事由があること

これらのいづれかに該当していなければ、法的に離婚が認められません。不貞行為や悪意の遺棄などわかりやすいものがあればいいのですが、ない場合は「そのほか婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するかどうかが重要になります。
セックスレスや、DV、モラハラなどはこちらに該当します。性格の不一致も、場合によっては認められるケースもあります。

「当てはまる離婚事由がないけど離婚したい」
「どれに当てはまるかわからない」

など、判断が難しいケースなどは弁護士にご相談ください。離婚に向けた糸口を一緒に探していきましょう。

秘密裏に証拠を集める

離婚の理由がはっきりしたら、それを証明する証拠を集めましょう。ご主人が不貞行為を働いている場合は、性交渉をもっていることが明らかになる写真や動画、音声データが有効です。モラハラやDVは、診断書や音声データ、日記などがあるとよいでしょう。

財産を徹底的に把握する

離婚時にまとまったお金を受け取り可能なのが財産分与です。財産分与を成功させるコツはご主人の財産の把握。高年収サラリーマンであるご主人は、多くの資産を保有しているはずですので、漏れがないようにしましょう。財産分与では、請求する側が財産を把握しなければならないとされていますので、奥様の調査が非常に重要です。高年収サラリーマンの奥様が把握すべき財産がこちらです。

  • 預貯金
  • 有価証券(会社の持株会の株式も対象になる可能性があります)
  • ゴルフの会員権
  • 生命保険
  • 学資保険
  • ご主人名義の不動産(投資用を含む)
  • 給与
  • 退職金

高年収サラリーマンの多くが、投資を行っていますので、手元にある現金預貯金だけでなく、投資用資産の確認も忘れないでくださいね。有価証券は、株主総会や配当などの通知が自宅に届きますので、どこの株を保有しているのかはある程度把握可能です。年初から2月にかけて、証券会社から取引報告書が届きますので、証券会社名を記録しておきましょう。

離婚の気配を察知されると、「財産隠し」をされてしまい特定が難しくなりますので、離婚を通知する前に、銀行や証券口座、不動産等を把握しておいてください。

弁護士に相談の上、離婚の意思を通知する

高年収サラリーマンとの離婚で重要なのは、「弁護士に交渉を依頼すること」です。弁護士と聞くと、「揉めた時、逮捕された時など、の緊急事態に登場するもの」というイメージがありますが、実は揉める前にご連絡いただくのがベストです。
離婚の場合は、「離婚したい」と考えた時点でご連絡ください。離婚理由を考えたり証拠を集めたりといった、難しい作業をアドバイスしながら確実にすすめられます。離婚の時に、受け取るべきお金を必ず受け取るためには、弁護士のサポートが必須です。

「相手が不貞行為をしている」、「毎晩殴られている」などの深刻な離婚事由がなくても、弁護士は困っている奥様の力になれます。離婚後の生活をスムーズにスタートできるように、お金の面だけでなく精神的な支えとなって、離婚交渉を進めますので、まずはご連絡ください。

離婚が成立するまで弁護士が交渉

離婚の諸条件を取り決め、離婚届を成立するまでのほとんどの交渉は弁護士が行います。弁護士に依頼しなければ、夫との交渉を全て自分でやらなければならないのですが、弁護士に依頼すれば一切コンタクトを取る必要はありませんので、依頼した時点で「第二の人生」がスタートするといってもいいですね。
話し合いで離婚が成立せず、調停になった場合は、家庭裁判所に行かなければなりませんが、弁護士が同行しますのでご安心ください。
きちんとお金が支払われたことを確認するまでが、弁護士の仕事です。高年収サラリーマンのご主人からきっちりお金を受け取って離婚したい方は、話がこじれる前に早い段階でご相談くださいね。

まとめ

高年収サラリーマンと離婚する場合、注意すべきは「お金」です。慰謝料や財産分与、婚姻費用、養育費を受け取り可能なので、離婚成立前にしっかりと話し合って条件を決定しておきましょう。
東京スタートアップ事務所では、ご主人が高所得・高年収の奥様からのご相談を多数いただいており、多くの奥様にご満足いただける結果を勝ち取っています。
離婚を検討している方は、「話を聞いてほしい」という気軽なお気持ちでご連絡ください。四ツ谷駅から徒歩2分の好立地の居心地のよいオフィスで、じっくり新しい人生のスタートについてお話ししましょう。

 

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